平成29年度地域の特性を活かした休暇取得推進のための環境整備事業(静岡市)
問い合わせ先 厚⽣労働省委託事業実施機関 日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会 静岡市葵区御幸町8-1 JADEビル6F TEL054-252-2110
静岡市における
平成29年度版
事業場訪問、アンケートの結果から、本事業の取組が理解され、年次有給休暇取得がもたらすメリットも⼗分 承知されており、また事業主・従業員の年次有給休暇取得促進のきっかけづくりが進んでいることもうかがえ ます。さらなるステップアップのため今後の年次有給休取得促進へむけて必要な事は次の3点です。
市内にはこんな取り組みをしている事業場があります
厚⽣労働省では、企業の皆様が社員の働き⽅・休み⽅の改善に向けた検討を⾏う際に活⽤できる「働き⽅・休み⽅改善ポータルサイト」を開設 しています。サイトでは、専⽤指標によって企業診断ができる「働き⽅・休み⽅改善指標」や、「企業における取組事例」などを掲載している ほか社員の皆様が⾃らの働き⽅・休み⽅を振り返るための診断なども⾏えます。
働き方・休み方改善ポータルサイトhttp://work-holiday.mhlw.go.jp 働き方・休み方改善ポータルサイト 検索
厚生労働省
Ministry of Health, Labour and Welfare静岡労働局
厚⽣労働省委託事業 地域の特性を活かした休暇取得促進のための環境整備事業
3.休暇を取得しやすい雰囲気づくり・職場環境 の改善を検討しましょう。(労使の話し合いの 機会づくり、休暇中のサポート体制の充実)
事業主も従業員も一緒に考え、
できることから始めましょう !
年度始めまでに1年間の 年次有給休暇の申込を受 付。年間の休暇の予定を 全部入れて、全員計画を ⽴てるようにしている。 後日変更は可能。(葵区 小売・卸売 9人以下)
年次有給取得年間計画表 の作成を⾏っている。 (駿河区 情報通信 20 〜49人)
勤務表作成時に各⾃で年 次有給休暇の取得数を把 握している。また取得状 況について上司が確認し ている。(葵区 医療・ 福祉 100〜199人) 会議にて毎月取得状況
の報告をし、積極的な 取得を呼びかける。 (葵区 建設
10〜19人)
管理職への意識付と部下 への呼掛けを始めた。閑 散期にまとめて取得する よう呼びかけている。( 清水区 運輸50〜99人)
管理職と労働組合、双 ⽅による取得状況確認 及び計画的取得の呼び かけ。(駿河区 ⾦融 ・保険 200人以上)
①経営トップによる社内への取得促進の呼びかけ
②計画的な休暇取得を推進
課ごとに業務状況によ り、交代で取得するよ う管理職が調整し、完 全取得を目指すよう指 導している。(駿河区 教育支援 20〜49人) 同じ職種の人と交代で
休めるよう、複数名体 制になるような配慮を している。(葵区
製造 20〜49人)
多能工化による交代勤 務要員の獲得と育成。 休日当番体制の⾒直し を⾏っている。 (清水区 小売・卸売
20〜49人)
③休暇を取得しやすい職場環境づくりの推進
年次有給休暇の計画的付与制度とは
年次有給休暇の付与日数のうち、5日を除いた残りの日数 については、労使協定を結べば、協定に基づき計画的に休 暇取得日を定めることができる制度です。この制度を導入 することによって、休暇取得の確実性が高まり、従業員に とっては予定した活 を⾏いやすく、事業主にとっては計 画的な業務運営に役⽴ちます。
年次有給休暇の計画的付与制度を活用しましょう
例えば・・・
〇
は夏季休暇、〇
は年次有給休暇設定⽇とする など2018年はこんな活⽤が考えられます大道芸ワールドカップ期間
年次有給休暇の取得促進への提言
1.経営トップが進んで働き方・休み方の改善に 取り組みましょう。
(社内への取得促進の呼びかけ)
2.休暇を確実に取得できるよう計画的な休暇取得 を推進しましょう。
1. 休暇取得にむけた環境づくりへの取組
厚⽣労働省では、平成28年度に引き続き静岡市と連携を図りながら、地域における休暇取得促
進の働きかけを⾏う「地域の特性を活かした休暇取得促進のための環境整備事業」を⾏いました。
8月の夏季休暇取得促進や11月の⼤道芸ワールドカップ開催期間の年次有給休暇取得促進、シン
ポジウム開催など、仕事と⽣活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を図る環境づくりを支援し
ました。
静岡市における
2. 具体的な取り組み内容
②労務管理の専門家による市内
事業場への訪問
社会保険労務士が市内事業場を訪問し、 日頃の年次有給休暇取得状況のヒアリ ング、休暇取得促進や年次有給休暇の 計画的付与制度等の働きかけを⾏いま した。年次有給休暇取得についての好 事例や、取り組み、各社の課題をヒア リングしました。
3.
ワーク・ライフ・バランス
シンポジウム
の開催
11月13日 グランシップ交流ホールに於いてワーク・ ライフ・バランス シンポジウムを開催しました。静 岡市内の事業主、従業員、一般の⽅、学⽣など多数ご 参加頂きました。
主催 厚⽣労働省 静岡労働局 静岡市 静岡新聞社
基調講演
「なぜ今ワーク・ライフ・バランスが必要なの?」
講師 安藤哲也氏
(NPO法人ファザリングジャパン理事⻑)
交流会 ワールドカフェ
「ワーク・ライフ・バランスの実現をめざして ~企業と学⽣の対話~」
ファシリテーター
犬塚協太氏(静岡県⽴⼤学国際関係学部教授)
懇談会 市内企業・学⽣
入場者数 102名(企業76、学⽣22、その他4) 8月と11月の休暇取得促進に向けて、
事業場へのリーフレット配布、駅や スーパーマーケット・公共施設へのポ スター掲示、市広報紙での呼びかけ、 ラジオでの広報、新聞広告、インター ネット掲載を⾏いました。
①事業場や地域への周知・啓発
11月の取組後、事業場及び従業員の皆様にアンケート調査を実施し、
本事業の効果をはかり、今後の方向性をまとめました
休暇を取得することは、従業員の心身の 健康、モチベーションの向上につながる と認識されています
年次有給休暇を積極的に取得することの メリットは「従業員の心身の健康につな がる」「従業員のモチベーションが向上 する」が事業場、従業員とも多く、事業 場、従業員の認識は概ね共通しています
労使で話し合うことで休暇への共通意識が 高まり、休暇取得促進につながります
労使で休暇について話し合う機会があ る事業場の従業員のほうが、話し合い の機会が無い事業場の従業員と比べ、 年間にほとんど休暇を取得しない割合 が少ない傾向となっています
休暇中のサポート体制など、休暇 を取得しやすい環境を整備するこ とが必要とされています
従業員
昨年度からの働きかけの結果、事業の認 知度が上昇しました
新聞広告 周知リーフレット
訪問パンフレット
静岡市広報紙
広報チラシ
25%
23%
44%
6%
12%
75%
34%
2%
4%
22%
19%
48%
7%
9%
67%
22%
1%
16%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%
1 仕事の効率が上がる 2 社内の雰囲気がよくなる 3 従業員のモチベーションが向上する 4 社内の人間関係が良くなる 5 優秀な人材が集まる 6 従業員の心身の健康につながる 7 従業員の定着率が良くなる
8 その他
9 特にメリットが感じられない
年次有給休暇取得のメリット
事業場 従業員
8%
36%
34%
18%
2%
1%
13%
36%
31%
11%
8%
2%
0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40%
1 ほとんど取得しない
2 年間1~5日程度取得
3 年間6~10日程度取得
4 年間11~15日程度取得
5 年間16日以上取得
6 完全取得
話し合いの機会の有無による年次有給休暇取得日数比較
話し合いの機会がある 話し合いの機会が無い
18%
21%
16%
22%
43%
3%
28%
1%
8%
11%
1%
14%
3%
8%
8% 18%
25%
25%
34%
14%
15%
3%
19%
6%
7%
34%
5%
11%
5%
0% 10% 20% 30% 40% 50%
1取得されにくい状況にない
2仕事の量が多すぎて休んでいる余裕がないから
3休んでも後でかえって本人が多忙になる様な働き方の職場だから
4休むと職場の他の人に迷惑がかかるから
5代替が可能な人員体制で ないから
6年次有給休暇を取得することに罪悪感を感じるから
7取引先が営業しており対応する必要があるから
8本社が営業しており対応する必要があるから 9周囲の人が取らない雰囲気があるから
10交代勤務により一斉に休むことができないから
11上司がいい顔をしないから 12病気や急な用事のために残しているから
13休暇を取得してもやることがないから
14会社の所定休日だけで十分だから
15その他
年次有給休暇取得が進まない理由 (複数回答)
事業場 従業員
15% 21%
14% 11%
10% 22%
61% 46%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
28年度
29年度
事業場における本事業の認知状況
1 国の事業であり、8月と11月に年次有給休暇取得促進の取組みを行っている事を知っていた。 2 国の事業である事 知らなかったが、大体の内容 知っていた。
3 漠然と知っていた。 4 知らなかった。
年次有給休暇取得が進まない理由として、 事業場は「代替可能な人員体制ではない から」、従業員は「休むと職場の他の人 に迷惑がかかるから」を選んだ⽅が最も 多くなっています